ものづくり補助金18次締切分の公募要領が公開!
2024年1月31日に「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金 公募要領(18次締切分)」が公開されました。
17次締切分では省力化(オーダーメイド)枠のみでしたが、今回は、製品サービス高付加価値化枠、グローバル枠を合わせた3つの枠で募集がされています。また、オーダーメイド枠についても17次より締め切りが約1か月先になりますので、17次の申請に間に合わなかった案件の応募も考えてみればいかがでしょうか。
補助対象事業
1.省力化(オーダーメイド)枠
省力化(オーダーメイド)枠では、下記の投資等が支援の対象になります。
「人手不足の解消に向けて、デジタル技術等を活用した専用設備(オーダーメイド設備)の導入等により、革新的な生産プロセス・サービス提供方法の効率化・高度化を図る取り組みに必要な設備・システム投資等」
ポイントは、「デジタル技術」を活用し「専用で設計」された装置やシステムという点です。
単に機械装置等を導入する事業は対象外とされており、センサーやロボットを組み合わせ、事業者個々の業務に合わせて専用設計されたものが対象とされてます。したがって、事業者それぞれに異なる生産工程を、どのように自動化、ICT化していくかのコーディネートが採択されるうえで重要になるでしょう。
2.製品・サービス高付加価値化枠
革新的な製品・サービス開発の取組に必要な設備・システム投資等が支援の対象になります。
通常類型と成長分野進出型(DX・GX)の2つの型があり、成長分野進出型では、今後成長が見込まれるDX・GXに資するものとなっていますおり、補助金額が増額されます。
3.グローバル枠
海外事業を実施し、国内の生産性を高める取組みに必要な設備・システム投資等が支援の対象になります。
海外事業とは、①海外への直接投資に関する事業、②海外市場開拓(輸出)に関する事業、③インバウンド対応に関する事業、④海外企業との共同で行う事業が相当します。
また、それぞれの枠について大幅な賃上げに取り組む事業者については、補助金額の引き上げがなされます。
補助金額と補助率
補助金額
補助率
基本要件
基本要件は下記となっています。
・事業期間内において、給与支給総額を年平均1.5%以上増加させること
・事業計画期間において、事業場内最低賃金(補助事業を実施する事業場内で最も低い賃金)を、毎年、地域別最低賃金+30円以上の水準とすること
・事業計画期間において、事業者全体の付加価値額を年平均成長率3%以上増加させること
※募集枠によって、これ以上の要件が必要になることがあります。
申請期間・事業期間
公募開始 :2024年1月31日(水)17:00~
電子申請受付 :2024年 3月11日(火)17:00~
申請締切 :2024年 3月 27日(金)17:00まで【厳守】
補助事業実施期間は2024年12月10日までとなっています。これまでのものづくり補助金に比べ補助事業期間が短くなっていますので、早めの検討を行うと良いでしょう。
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※以上の内容は、ものづくり補助金総合サイトの「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
公募要領(18次締切分)1.0版」
に基づいています。